暗号資産(仮想通貨)は銘柄が多く、2023年7月3日時点で約2万6,000種類以上も流通し、銘柄ごとにプロジェクトは異なり、暗号資産(仮想通貨)同士で相乗効果のある銘柄もあります。
暗号資産TENSETとはどんなトークンなのか、どの様なプロジェクトを行っているのかなど疑問を持つ方も多いでしょう。
TENSETに興味を持って本記事を読んでいる方が、TENSETが持つ将来性や特徴、仕組みなどについて暗号資産(仮想通貨)初心者の方や、暗号資産の取引経験者も理解して頂けるように項目ごとに分けて解説していきます。
本記事は、暗号資産TENSET公式サイトの情報を元に執筆します。
TENSETとは?

Ethereum上のプロジェクトで、2021年3月31日に上場した暗号資産です。
TENSETは、暗号資産銘柄のローンチパッドであり、10SETトークンを保有することによって上場前の銘柄のプレセールに参加する事も出来ます。
その他に、TENSETは様々な特徴を多く持っています。
TENSETの詳しい特徴を1つずつ解説していきます。
TENSETはデフレトークン
TENSETはデフレトークンであり、総循環供給量が所定の量まで減少し続けます。
語源はデフレーション(物価が下落していき、貨幣の価値が上がる事)から来てます。
TENSETデフレトークンとは、取引の際に手数料が4%発生し、そのうち2%はバーン(消滅)し、1%はINFINITYステーカーへの配当、1%はGenesis NFTホルダーへの配当となります。100枚購入した場合、96枚しか自分の手元には残りません。
6月8日に移行が完了した新スマートコントラクトによって、今後はウォレットで10SETを保有しているホルダーへの自動配分が無くなり、受け取るためには10SETのステーキングが必要となりました。
トークンが減少することにより世界に流通するTENSET1枚当たりの価格が上昇していきます。この減少には数に規定があり、上場時には発行枚数が2億1000万枚でしたが、210万枚まで減少していきます。
TENSETデフレトークンについては、下記の記事にて解説しています。
流通している通貨が減少することにより、通貨1枚の価値が上がっていきますので、単純計算すると流通枚数が100分の1になり、価格が100倍になる見込みがあります。
さらに、TENSETの取引が行われ続ける限り、金額は問わず取引時の1%が毎回ホルダーに還元されます。
保有する時期、早期購入によって後に価格が上昇する可能性が高く、ホルダーに対する特典や還元が多いのが、TENSETデフレトークンです。
ステーキング機能
10SETにはステーキング機能があります。ステーキングとは仮想通貨を一定の間、送金や売買などを一切行わずに預けているだけで得られる報酬システムのことを表します。
10SETは現在、「REGULAR STAKING」と「PREMIUM STAKING」の2種類が存在し、預け入れる期間は指定が無くいつでも引き出すことが可能なものから、最長で2年間のステーキングがあります。
「REGULAR STAKING」

「PREMIUM STAKING」

PREMIUM STAKINGでは、報酬が10SETのみではなく、INFINITYに参加しているプロジェクトのトークンも受け取ることが可能になります。INFINITYに参加しているプロジェクトは現在60種類あり、その中にはTGLPのMETAHEROやEVERDOME、FAME MMAなどの銘柄を始め、まだ認知度が低いトークンなどが多くあります。

参加するプランによって、報酬として受け取るトークンの違いはありませんが、預けた枚数や預ける期間の違いによって、受け取るトークンの量には違いが生じます。預ける枚数が多く、預ける期間が長ければ長いほど報酬は増えます。
まとめると、TENSETを所有しているだけで毎日コインがもらえるということになり、この仕組みをステーキングと言います。
TENSET社によるバイバック
発行元による買戻しの事を「バイバック」と言います。

なぜ、ユーザーではなく発行元がトークンを買う必要があるのか、解説致します。
TENSETは2億1000万枚が上場時の発行枚数です。
この2億1000枚を運営がポートフォリオ(GEMによる資産運用)によって得た利益を活かし、少しずつ買戻しをしてバーン(消滅)します。
バーンすることによりトークンの希少性が生まれTENSETの価格が上昇していきます。
通貨の価格上昇、デフレトークンを実現すべくTENSET社が買戻しを行っています。
昨年、TENSET社は立ち上げ時のプロジェクトをリブランディングすると発表し、2022年2月1日に公式サイトをリニューアルしています。
新たなスマートコントラクトに移行完了
TENSET社は2023年6月7~8日にかけて新スマートコントラクトへの移行を実施いたしました。
無事に新スマートコントラクトの実装が完了しましたが、過去のスマートコントラクトとの違いや、新しくなったことによって10SETホルダーの皆さんがお困りになっていることや不明点などについて解説していきます。
今までの10SETトークンについて
従来の10SETトークンは「ERC20」、「BEP20」の2種類のトークンが存在し取引されてきましたが、今回のスマートコントラクト移行に伴い、今まで使用されてきた10SETトークンは取引することが出来なくなりました。
今後、取引に使用されるのは新たに発行されたBEP20規格の10SETトークンとなります。
新トークンの受取先は?
今までの10SETトークンがウォレットに入ったままとなり、新トークンを受け取るにはどうすればいいのか分からずお困りの方も多いと思います。
しかし、実際にはあまり難しい手続きなどは必要なく、思っているよりも簡単に新トークンを受け取ることが出来ます。順番に解説します。
・新トークンのコントラクトアドレスを取得する。
ウォレットでトークンの管理をするためには必ず「コントラクトアドレス」が必要となります。コントラクトアドレスはTENSET公式HPで取得することが可能です。
・ウォレットに新トークンのコントラクトアドレスを追加する。
公式HPからコントラクトアドレスを取得することが出来たら、使用しているウォレットに新トークンのコントラクトアドレスを追加します。
以上の2つを行うことによって新たに発行された10SETを受け取ることが出来ます。
注意点として、スキャム被害に遭わないためにも、新トークンのコントラクトアドレスを取得する際は必ず「TENSET公式HP」もしくは「TENSET公式Twitter」などの情報をご参考ください。
TENSET公式サイトはこちらから

リブランディングに伴い、TENSETのスマートコントラクトが新しくなっています。今までは10SETトークンはEthereum上の規格である「ERC20」によって取引がされていましたが、6月8日から新トークンが発行され、BINANCE上の規格である「BSC」によって今後は取引が行われます。
TGLPとは?
TENSETには将来性のあるプロジェクトをリリースするTGLPという仕組みがあります。
Tenset Gem Launch Platform(TGLP)とは「GEM」と呼ばれる仮想通貨プロジェクトのローンチに向けてTENSET社がサポートし、ローンチ後の成長、発展に向けてバックアップする機能の事です。
「GEM」とはTENSET社が厳選した魅力溢れる仮想通貨プロジェクトの事です。
2023年7月3日現在「GEM」は6つあります。
METAHERO:https://metahero.io/
KANGA EXCHANGE:https://kanga.exchange/
EVERDOME:https://everdome.io/
FAME MMA:https://famemma.io/
Satoshi Island:https://www.satoshi-island.com/
ALASKA GOLD RUSH:https://alaskagoldrush.io/
ホルダーは10SETを1年間ロックする事で、TGLP1枠の権利を得ることができます。ロック日から1年間、10SETトークンの売買は不可能になりますが、GEMがローンチする際にプレセールへの参加券を得ることが出来るなどの優待を受けることが可能です。
プレセールとは、一定の条件を満たしたホルダーのみ上場前のトークンを安値で購入できるセールの事を言います。
過去の例を見ると、GEMの購入とプレセールへの参加は大きな収益が得られることがありました。
現在TGLP(Tenset Gem Launch Platform)は10,000枠が参加枠の上限となっています。
6月20日からTENSETマーケットプレイスにて、Genesis NFTのオークションが開催されています。
このNFTオークションはTGLP(10SETのロック)をしているホルダーが参加することが可能となっています。
さらに、NFT保有者はTGLPへの参加券をいられ、今回のオークションで集まった10SETトークンはすべて運営によってバーンされることが報告されており、TENSETのデフレーションを進める一大イベントとなっています。
2022年3月15日にCoinGeckoにて「Coin Gecko」にてTenset Gem Launch Platform(TGLP)は時価総額1位のローンチパッドに選出されました。
TENSET社が厳選し自信を持って世に送り出すトークン上場サポート機能は、Tenset Gem Launch Platform(TGLP)と呼ばれ、今までに6つのGEMがとして上場しています。
- GEM第1弾「METAHERO(メタヒーロー)」

- プレセール実施日:2021年7月4日
- プレセール価格:約$0.00165
- 最高倍率:プレセール価格から100倍
- 購入上限:10BNB(約2,000,000枚分のHEROトークン)
- プレセール参加条件:10SET1000枚を保有し、事前にホワイトリストに登録済みのアドレスが必要となりました。
- GEM第2弾「KANGA EXCHANGE(カンガエクスチェンジ)」

- プレセール実施日:2021年9月23日
- プレセール価格:約$2
- 最高倍率:プレセール価格から19倍
- 購入上限:$1,000
- プレセール参加条件:10SETのロック。3,000枚からスタートし、4,000枚がロック上限となりました。
- GEM第3弾「EVERDOME(エバードーム)」

- プレセール実施日:2022年1月24日
- プレセール価格:$0.001
- 最高倍率:プレセール価格から94倍
- 購入上限と配当枚数:619,348.4454DOMEトークン(購入時に10%配布。その後は週に2%ずつロックが解除)
- プレセール参加条件:10SETのロック。3,000枚からスタートし、3,250枚、3,500枚、4,000枚、最終は5,000枚がロック上限となりました。
- GEM第4弾「FAME MMA(フェイム・エムエムエー)」

- プレセール実施日:2022年4月25日
- プレセール価格:$0.01
- 最高倍率:プレセール価格から299倍
- 購入上限と配当枚数:$1,000(100,000枚分のFAMEトークン)購入時に10%配布。その後は日に0.25%ずつロックが解除。
- プレセール参加条件:10SETのロック。3,750枚からスタートし、4,000枚、4,250枚、4,500枚、最終は4,750枚がロック上限となり、各枚数の参加枠は250枠となっていました。
- GEM第5弾「Satoshi Island(サトシアイランド)」

- プレセール実施日:8月8日(48時間)
- プレセール価格:$1.25~1.3
- 最高倍率 プレセール価格から20倍
- プレセール参加条件:10SET5,000枚のロック(500枠)、TGLP NFTホルダー。
- パブリックセール実施日:8月10日。TGLPで販売されたトークンの残りを購入することができる、「パブリックセール」が開催され、TGLP未加入、TGLP NFTを保有していない方でもSTCトークンを購入することができました。
- 購入上限 約$500(1.63BNB/387STC)
- GEM第6弾「ALASKA GOLD RUSH(アラスカ・ゴールド・ラッシュ)」

- プレセール開催日:3月18日(48時間)
- プレセール価格:$0.025
- プレセール参加条件:TGLPサブスクライバーorTGLP NFTホルダー。
- 購入上限:1アドレスにつき約45,000円分
今後のTGLPは?
TGLPが発展していくことでTENSET(10set/テンセット)が成長していき、ユーザーはTENSET(10set/テンセット)をロックすることで恩恵を受けることができます。
参加条件を満たすためにはどうしたらいいのか?先着順の早押し要素があるのか?
過去の「TGLP(TENSET GEM LAUNCH PLATFORM)」から傾向と対策を下記の記事でまとめています。今後の新GEMに向けての知識や購入するための準備を事前にするために、参考にしてください。
TGLPサブスクリプションに参加希望の方は必見の記事となります。
今後もTENSET(10set/テンセット)とTGLPの相乗効果に注目です。
TENSET INFINITY
TENSET INFINITYは100銘柄のエアドロップを行うためのプラットフォームです。
2023年7月3日現在、60銘柄が登場しています。
今後は40銘柄が登場予定となっており、それぞれの銘柄からTENSETホルダーに対してエアドロップが実施されます。
INFINITYエアドロップを受け取るにはTENSET公式HPよりTENSETトークンをロックする必要があり、ロックするトークン枚数により得られるエアドロップ枚数が変化します。

TENSET INFINITY AIRDROPについてはこちらの記事を参考にしてください。
Genesis NFT 「Immortal Cats」
TENSET社がTGLP Genesis NFT「Immortal Cats」を発表しました。

今回のNFT取得による特典や受けることが出来る恩恵についてまとめた記事がありますのでよろしければご参考ください。
TENSETの購入方法
TENSET(10set/テンセット)を購入する際は、利用する取引所、ウォレットなど様々な種類があります。
TENSETを正式に取引できる取引所と交換所として、CEXでは、「gate.io」、「KANGA EXCHANGE」があり、DEXの場合は「PancakeSwap」が正式に10SETを取り扱っています。
実際に購入を検討している方や、本記事をお読みいただきTENSETに興味を持った方は下記の記事をご参考下さい。
取引所はUNISWAP(ユニスワップ)を使用し、ウォレットはMETAMASK(メタマスク)を用いて解説しています。
PancakeSwapを利用し、ウォレットの設定方法や、ネットワークチェーンの注意点などをまとめた解説記事はこちらです。
まとめ
最後に、TENSETの特徴をまとめると、「新スマートコントラクトへの移行が完了」、「デフレトークン」、「ステーキング機能」、「TENSET社によるバイバック」、「TGLP(TENSET GEM LAUNCH PLATFORM)」、「INFINITY AIRDROP」などさまざまな特徴が挙げられます。
様々なプロジェクトでホルダーを楽しませるTENSET社の今後に注目です。